セックピーパ Säckpipa (Swedish Bagpipes) |
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バグパイプ工房 そのだ ドイツ・バイエルン bagpipesonoda@mbr.nifty.com |
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セックピーパはシングルリードタイプの小さなバグパイプです。形は全然違いますが、ボックと同じ東欧系バグパイプに分類されます。広く使われているのはA/E管です。当工房では、それに加え、G/D管も製作しております。A/E、或いはG/Dと書いているのは、セックピーパでは主音がチャンターの中ほどに置かれており、A/E管なら右手人差し指の音孔にあたるAが主音とされますが、この管の構造では右手小指だけをあけた状態のE音から始まる音階での演奏も可能なことから、A/E管と表記してあります。 見た目は地味ですが、セックピーパには大きな特徴があります。他の殆どのバグパイプでは、チャンターとドローンの構造(管やリード)が大きく異なるのに対し、セックピーパではこれらが殆ど同じ構造をしています。このため、チャンターとドローンの音が極めて似通っており、しっかりチューニングされた楽器では、双子の歌手のデュエットのような美しいハーモニーを体験できます。その意味で、バグパイプ本来の魅力を一番よく味わえる楽器と言ってもよいでしょう。 一般にシングルリード系バグパイプでは、チャンターの最低音がセンシティブで、そのためボックには最低音の音孔にはチューニング用のネジが付いている場合が多いです。セックピーパの場合は、ワックスやゴムバンドを使ってチューニングするのが一般的ですが、当工房ではこの最低音の音孔の大きさを調整できる仕組みになっており、それによりチューニングができるようになっています。 また、ドローン管にも開閉式チューニングホールを備えており、これを閉じることでドローンの音を一音下げ、一つ低い調の演奏に対応することも出来ます。 A/E管でのC/C#、G/D管でのB/Bbは、クロスフィンガリングで対応するタイプとダブルホールで対応するタイプの両方を製作しております。 無償の日本語教則本もありますので、ご利用下さい(個人的な使用に限ります)。 調 A/E(最も一般的) D/G 運指 クローズド・フィンガリング(スウェーデン式) 使用木材 - ナナカマド - リンゴ - 楓 - プラム (その他の木材をご希望の場合はご相談下さい。) オプション - ふいご式 - マウント(硬木又は人工象牙) - リング(真鍮又はジェーマンシルバー) - ゴアテックス製バッグ(バッグカバー付) |
♪サンプル音源 |
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A/E管 リンゴ材・パープルハートマウント・バッグカバー付 G/D管 リンゴ材・ふいご式 A/E管 リンゴ材・C/C#ダブルホール式 |
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