ヒュンメルヒェン Hümmelchen |
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バグパイプ工房 そのだ ドイツ・バイエルン bagpipesonoda@mbr.nifty.com |
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ヒュンメルヒェンはドイツの小さなバグパイプで、その歴史は初期バロック時代に遡ります。ドイツではシェーファープファイフェと並び最も愛されているバグパイプです。チャンターの構造はスコティッシュ・スモールパイプスやノーサンブリアン・スモールパイプス、バロックミュゼット等に似ており、柔らかな音がします。 現在のヒュンメルヒェンは柔軟性に富む実用的な楽器で、概ね半音も出せるほか、小学校で習うリコーダーと殆ど同じ運指で演奏できますので、中世・ルネサンス・バロックの小品から、各国のフォーク・トラッドまで、幅広いレパートリーが楽しめます。音が小さいため、室内でのアンサンブルにも向いています。 大型のバグパイプに比べて吹きやすいため、バグパイプ初心者にもお勧めできます。 日本語教則本もあります(ソプラノF/C管に対応)。 調 ソプラノ:F/C 又は g/d(小学校のリコーダーと同じ音孔配) ソプラニーノ:Bb/F 又は c/g アルト:Bb/F 又は c/g (A=440Hz 又は A=415Hz) 運指 ドイツ式又はバロック式のリコーダー運指 (ご要望に応じ、例えばスコティッシュ・フィンガリングなど、別の運指での製作も承ります。) ドローンピッチ切替機能 当工房のヒュンメルヒェン・スタンダードモデルでは、ドローン管にピッチを切り替えるためのチューニングホールを備えております。これを使ってドローンの音を切り替えることにより、異なる調のメロディーの演奏に対応できます*。例えばソプラノ管では、ドローンの音を以下の通り設定することが出来ます。 バス: C/D バリトン: F/G/A テナー: C/D/E (チューニングホール) *注: 厳密には、チャンターは純正律に設定してあるため、ドローンを調律した主音・属音以外に設定した場合、チャンターとの間で若干の唸りが発生することがあります。例えば、ドローンをDに設定し、F/Cの純正で調律したチャンターでDマイナーの曲を演奏する場合(音域的に演奏可能な曲は数多くあります)、理論上は例えばドローンのD音とチャンターのA音が完全にピュアな五度和音を形成せず、唸り(ウルフ)を生じます。これは自然法則に基づく現象のため不可避であり、実際の演奏の場では妥協とともに受け入れられる場合が殆どです。また、上級者の場合は空気圧を調節し、唸りを軽減することも可能です。 使用木材 - ナナカマド(スタンダード) - リンゴ(スタンダード) - 楓・染色なし(スタンダード) - 楓・濃褐色に染色(オプション) - プラム(オプション) - オリーブ(オプション) - アフリカン・ブラックウッド(オプション) (その他の木材をご希望の場合はご相談下さい。) オプション - ふいご式 - 音域拡大キー - 中世風ベル型開口部 - マウント(硬木又は人工象牙) - リング(真鍮又はジェーマンシルバー) - ゴアテックス製バッグ(バッグカバー付) - その他装飾アイテム(フリンジ・ポンポン等) |
♪サンプル音源 |
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一本ドローン標準モデル ふいご式・二本ドローンモデル 中世風デザイン・三本ドローンモデル A=440Hz & A=415Hz差し替え対応モデル |
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©Dudelsackbau T. Sonoda Professionelle Dudelsackherstellung seit 2008 (hauptberuflich) Bayern, Deutschland |